色×iro~素顔のままで~
と、

急にドアが開いて、

「ごめんオオスミ、スイと会話になってる?」

連だ。

何かホッとする。

「って、どういう意味?」

怒るあたしのそばまでスッと近づいて、

そうすると、

あたしが背が高い方なせいか、すぐそばに顔がある。

さすがにこんなそばで見るのは小さな時以来だ。

けど、

こんなかわいかったんだな、連って。

再確認した。

連の可愛さって、その、持っている雰囲気と、一個一個、キレイに整ったパーツから出来ていることを再発見、だ。
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