色×iro~素顔のままで~
そうか、そうなんだ。

あんまり会えることもなくなってたけど、結婚しちゃうと思うと、寂しいな...

コンビニについて、どのくらいか、雑誌の棚越しに、ガラス張りの外を眺めていた。

「何か、嫌だな」

思わずつぶやいて。

「何が?」

返事が返ってきたことに驚いて、さっとそっちを見た。

連だ。

「びっくりした。...来てたんだ」

「さっきからいたんだけど、気付いてくれないから、待ってた」

いや、声かけてよ。

「そしたら独り言言い出すし。何が『嫌だな』なの?」

「それがさ、連と分かれてから、レイカさんに会ったんだよ」

連が、急に挙動不審になる。

あれ?

って、一瞬思ったクセに、あたしは大して考えずに、
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