色×iro~素顔のままで~

朝から倒れそうだ。

「昨日、何で先に帰っちゃったんだ?オレ、待っててって言ったのに」

「ごっ、ごめん」

連は、なぜだか、あたしの反応に驚いた。

「いや、オレは、理由をきこうと」

「ごめんなさい」

理由なんか言えるか。

恥ずかしくて、顔をあわせたくなかったんだ。

「・・・オレ、やっぱり、スイの夢を壊したのかな」
< 84 / 141 >

この作品をシェア

pagetop