【短編】七日間の天使
七日間の天使
僕の部屋には、天使が居る。
そう言うと、皆眉を顰めるだろう。
天使なんてナンセンスだと、笑うかもしれない。
だけど、彼女は真っ青な空を指差し「あそこから来たの」と、真っ直ぐな目でそう言った。
だからやっぱり彼女は天使なんだろうと、僕は思う。
天使は今日も、陽の光が射し込む窓際に座って空を見上げている。
空が好きな彼女の為にと窓際に置いてあげた小さな椅子に座って、鼻歌なんか歌いながら。
足をゆらゆらさせながら、全身で朝の光を浴びている。
茶色がかった髪に当たった光がキラキラ反射して、なんて綺麗なんだろう。
そう言うと、皆眉を顰めるだろう。
天使なんてナンセンスだと、笑うかもしれない。
だけど、彼女は真っ青な空を指差し「あそこから来たの」と、真っ直ぐな目でそう言った。
だからやっぱり彼女は天使なんだろうと、僕は思う。
天使は今日も、陽の光が射し込む窓際に座って空を見上げている。
空が好きな彼女の為にと窓際に置いてあげた小さな椅子に座って、鼻歌なんか歌いながら。
足をゆらゆらさせながら、全身で朝の光を浴びている。
茶色がかった髪に当たった光がキラキラ反射して、なんて綺麗なんだろう。