純粋恋愛ーpuer loveー
「私は必死でお前をっ・・・尾川を嫌いになろうとしたのに・・・・」
また私は私の中でこみ上げてくるナニカを必死で抑えた・・・・
「これだけは信じて・・・・美紅・・・・」
尾川が私の名前を言った・・・・
私の中でこみ上げてくるナニカの正体がわかった。
そうか・・・
尾川への恋しい気持ちか・・・・・・
私はもう我慢するのはやめた。
「尾川っ・・・ううん。私、孔が・・好きだ・・・」
誰もいない朝の廊下で、2人は目を見つめあった。
でも、尾川 孔は濱田 美紅に甘い罠をしかけて美紅の気を自分だけに向けようとする。