純粋恋愛ーpuer loveー
~想定外~

キーンコーンカーンコーンキー・・・

授業終了のチャイムが鳴った。
やっと、尾川から離れられると私は喜んだ。

私は他の人よりも
何倍も早く準備した。

帰れるっ
胸が躍った。

「唯っ一緒にかえ・・・!?

ガッ

「待てよ。」

「お・・がわ・・?」
尾川が私の腕を
おもむろに掴んでいた。

「美紅は俺と一緒に帰るの。」
「は?」

何言ってんの・・・?
マジで意味分かんない。

「なんで?一緒にかえ・・・ひゃっ
っと、慌てて口をつぐんだ。

尾川が私の首筋をそっと撫でていた・・・




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