純粋恋愛ーpuer loveー

～感情変化～

ガチャっ・・・・バタン

ただいまも言わずに家に帰った。

「おかえりーーーー」
扉の音にきづいた母が言った。

「おぅ」
階段を上りながら小さく返事をした。

カチャ・・・パタン

自分の部屋にこもって、
考えた。

尾川の事について・・・
優しくしてくれた記憶・・・

暴言や、嫌がらせをされてないかも
考えた・・・。
考えれば考えるほど尾川が
恋しくなった。


初めてだ・・・
こんな気持ちは・・・・



心が、揺れた・・・。

たった一人の男子に・・・
揺らされた・・・

尾川の真剣な瞳を思い出すと、
いいんじゃないかと思えてくる。

でも・・・

私のこれまでの感情はどうするんだ？

無駄になってしまう・・・

私の中で、二つの気持ちが戦った。