ワンルーム


「それ、俺の。手離せよ」

「誰だよ、てめぇ」

「良いから離せ」


彼の目は、さっきとは違う。
アユでさえ怖いと感じた。



「はいはい。男いんなら、もう良いわ」



ナンパして来た男は、アユたちから離れて友達らしき人の所に戻っていった。



「大丈夫かよ」

「あ、うん」



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