いろおに。

「....痛い?痛そう....」


「え..あぁ、まぁな」


突然話し掛けて来た少女に戸惑いつつも返答する。


「あの時、お遣いの帰り道で、良かった....」


そう言ってふわり、笑った。



ドキリとした。



どうしたのだ俺は....
俺は柄にもなく高鳴る胸を押さえ聞く。

「お遣い?」
< 26 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop