いろおに。
俺の態度に安堵したのかさっきより落ち着いて話し出した。
『わ、わたし入学式で先輩に一目惚れして....。
始めは名前も知らなかったんですけど、百合ちゃんが不知火先輩だろうって....。
あっ!百合ちゃんっていうのはわたしの親友で』
にこにこしながら彼女の話を聞く。
....内心はどうでもいいと思いつつ。
確かに青田高校に不知火は俺、
不知火和泉(シラヌイイズミ)1人だ。
その一年生が尚も話し続けるので、
俺は一息ついた隙を狙ってまた尋ねる。
『つまりさっきのは告白、なのかな?』
『あっ!はい!!そうです!』