九尾の嫁入り。

「この辺に俺の友達が住んでんだょ。そんな変な事を考えるな。じゃ、俺は
行くからな。早く屯所に帰れよ?」

「あぁ…ありがとう」

人にばっかり気つかいやがって…玲も少しは我儘を言えよ…。

ってか行くのはやっ。もぅ見えないし…。

「さて、俺も行くかぁ…。」

この静かな戦場の中、俺は辺りに広がる血を踏みしめながら、ゆっくりと屯所へ足を進める。

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