九尾の嫁入り。

「すいません...秋人にくせに生意気な...」

「俺一様淋よりも年上なんだけど」

聞こえてたか...。

「知るか」

「ハァ...」

悠希はため息を吐きながらストンッと座布団に座り、腰につけていた刀をおろし、自分の隣に置いた。

その一瞬の姿がどこか美しくて気品があった。

少しさわがしかったこの部屋は悠希のその様子に静かになった...

「...じゃ、俺風呂入ってくるわ。」

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