~Dear~

「なんだよ!ひいきかよ?!」


っな・・・なんでそうなるの?!


あたしがいい加減にして!と言おうと思ったら、既に梓の平手が智哉の頬にヒットしていた。


「うるさい!!智哉分かってるの?!これは先輩たちにとって大切な試合に繋がるものなのよ!体力もないあんたがどうしてスタメンなんかでなきゃいけないのよ!」


うわ・・・キッツいなぁ梓・・・。


智哉シュンとしちゃったよ。


「おいおい、夫婦喧嘩は他所でやってくれぇ~・・・んじゃ、行くぞ!!」


キャプテンは未だに言い合ってる梓達をスルーして、コートに出て行った。


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