~Dear~
「あ!由愛~!おはよう♪」


学校の玄関には、あたしの親友の梓が手を振って待っていた。



「梓!おはよ~う♪」



あたしは笑って挨拶。



上手く笑えてるか分かんないけどね・・・・


でもやっぱり長年付き合ってきたせいか、梓はあたしの異変に気がついちゃったみたい。


今は言えない・・・・和がいるから。


梓も分かってくれたみたいで、何事もなかったかのように笑顔で振る舞ってくれた。



みんなにこうやって会えるのも・・・・後1年なんだもんね・・・・。



やっぱりちょっと、いや・・・・かなり寂しいな。



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