~Dear~
「和はね・・・好きだよ。けどこの気持ちは言わない。傷つくのが和なんだもん・・・・。だからあたしはこれからも、ずっと幼馴染みとして居たい。」



ついに我慢できなくなって、あたしも涙を流してしまった。



「ゆめぇぇえ~~・・・・・!!」


「ごめんね、梓・・・・あたし梓の事大好き。こんなあたしとずっと一緒にいてくれたし・・・・最高の親友だよ。何もできなくてごめんね・・・・。」



いっつも梓の優しさに甘えて・・・何ひとつ恩返しできなかった・・・・。


だから、これからは今までの分恩返しできたらいいな・・・。



「由愛・・・一年なんて言わないで?もっともっとあたしの傍にいて・・・?ずっと親友でしょ?あたしにとってそれが一番の恩返しだよ。」


そういって、涙でグチャグチャになりながらも、最後は最高笑顔で笑ってくれた。


その時、丁度1時間目のチャイムが鳴った。



「さぼっちゃおうか♪」



「だね?」


それから、2人は1時間目の授業をサボって、たくさん語り合ったのだった。



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