記念日
俺は亜樹に会えた
嬉しさでまた,
病室に泊まった。

2人とも涙を流して
笑って-…

次の日

「ん-おはよ。亜樹」

「おはよ」

「どうしたの?
顔…青いよ?」

「ううん。
何もないよ
ありがとう」

でも絶対おかしい。
頭をずっと
かかえている。

「亜樹-…
お願いやから,
無理すんな…
先生よぼう?
なっ?!」

「やっぱり
ばれちゃった
でもちょっと
横になったら
楽になると思う。」

「横にいようか?
帰ろうか?」

「亜樹,話せなくて
和也さんが暇じゃ
ないのなら…
いてくださいっ」

「分かった
じゃぁ俺
雑誌かなんか
下で買ってくるから
寝とき」

「うん。
行ってらっしゃい」

俺は亜樹が読みそうな
雑誌と
俺が読む雑誌を
買った。

亜樹の病室で読む。

あれっ?!

なんかの
アンケートコーナーに
目がいく。

『彼女が事故死したら』
しねぇし。
ってかさせねぇ!

アンケートに
答えているほとんどが
事故で彼女を
失っている。

円グラフもあった。

今までで彼女を
失ったことは
ありますか?

と言う質問の
円グラフ。

57%がYES。

半分じゃん…?
亜樹…
生きてて良かった。
亜樹の事,
俺,まじで愛してっから。
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