憧れの人は、バスの中








「美穂。」



蓮が来たのは、私が起きたのと同じくらいだ。




「これ着替えだから」


「ありがとう。」


「はやく直すんだぞ」


「うん!」



はやく直して、家に戻る。そのためにも、しっかりと治療は受ける。



学校にも行きたいし…




今まで、学校はあまり好きじゃなかった…蓮とであってからは少し違ったけど…


学校はただ、親の暴力から逃れるための場所でしかなかった。



でも、病気になってからは、学校が好きになった!!



可憐という親友と一緒にいられる場所。当たり前の様に行っていた学校がもの凄く私にとっては大切な場所だという事がわかった。








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