憧れの人は、バスの中
「美穂?俺が話を聞いてやるよ!」
もう、何で学校と違って、俺様なの?
私、王子様のほうがいい!!
でも、そんなこと行っている場合ではなくて…
話さないと、怒られそうだったから、今日あったことを全て話した。
「美穂、俺んち来い」
「えっ?」
「だって、帰ってもまた殴れるんだったら来い」
でもさぁ、家に帰らないと逆に殴られるかも…
「そんときは、おれが、守ってやる」
「何で?!」
王子は、人のこころまで読めるのか
「声に出てたんだよ」
そうだったんだ
お母さんの前では、声に出ないように気を付けないと