憧れの人は、バスの中

「じゃぁ、話して」


「うん」


わたしは、今まであったことを全て話した。


可憐は、私が、お母さんから殴られていたことは知ってるけど、それ以外のことは知らないから、それ以外のこと全て…


「蓮さまと一緒に住んでるの?」

「うん。だって、家に帰りたくないんだもん」

「それもそうだよね」


可憐には、迷惑かけたくない



ほんとは、蓮にも、頼るつもりはなかったんだけど…




あの家にいるよりはましだったから…
< 84 / 166 >

この作品をシェア

pagetop