CRaSH-クラッシュ-
すべてのハジマリ
どこを見ても白、白、白。
目に入って来るのはすべて白だ。
どこからどこまでが壁なのか、目の前には白しかない。
いつあらわれたのか、2つの人間の形をした生命体がいる。地に足がついているのか、浮いているのか、すべてが白で判断出来ない。
2つともそっくりで、髪は綺麗なストレートで肩まであり銀色。線は細く、色白で男でも女でもなく。ただキレイだと感じてしまう。
真っ白なダボダボのつなぎを来て、顔が浮いてるようで不気味にも感じてしまう。
違いがあるとすれば、目の色だ。片方は瞳が真っ赤で、もう片方は透き通るような青い瞳の違いしかない。
赤い瞳はただ立って斜め上を見ている。だだ真っ白なこの場所で何が見えるのか、口の両端を上げてポツリと呟いた。
『そろそろだな。終わりが近づいてる。』
その横で赤子のように座り、何かをいじっている緑色の方が赤い方を見上げて、甘い喋り方で
『なにがだい?ギン』
呼ばれた赤い瞳の方は、斜め上を見上げたままで、
『一つの生命体の終わりだよ。まぁ、アイツが黙ってないだろうな。まぁ、ボクたちには関係のない話だよ。ジン』
ふぅ〜ん、と鼻を鳴らしながらジンは手元に視線を戻して、
『アイツってアイツのこと?アイツが出ても話は解決しいよね?ギンはどうするの?』
『まぁ、様子を見て考えるよ』
と、言ってからギンはどこからともなく消えてしまった。
『やっぱり…逢いたいんだね…切り捨てられた生命体テラか…』
と、ジンは今までギンがいた方を見上げて呟き、白の中へ消えていった。
そこには、白しか存在していない。
目に入って来るのはすべて白だ。
どこからどこまでが壁なのか、目の前には白しかない。
いつあらわれたのか、2つの人間の形をした生命体がいる。地に足がついているのか、浮いているのか、すべてが白で判断出来ない。
2つともそっくりで、髪は綺麗なストレートで肩まであり銀色。線は細く、色白で男でも女でもなく。ただキレイだと感じてしまう。
真っ白なダボダボのつなぎを来て、顔が浮いてるようで不気味にも感じてしまう。
違いがあるとすれば、目の色だ。片方は瞳が真っ赤で、もう片方は透き通るような青い瞳の違いしかない。
赤い瞳はただ立って斜め上を見ている。だだ真っ白なこの場所で何が見えるのか、口の両端を上げてポツリと呟いた。
『そろそろだな。終わりが近づいてる。』
その横で赤子のように座り、何かをいじっている緑色の方が赤い方を見上げて、甘い喋り方で
『なにがだい?ギン』
呼ばれた赤い瞳の方は、斜め上を見上げたままで、
『一つの生命体の終わりだよ。まぁ、アイツが黙ってないだろうな。まぁ、ボクたちには関係のない話だよ。ジン』
ふぅ〜ん、と鼻を鳴らしながらジンは手元に視線を戻して、
『アイツってアイツのこと?アイツが出ても話は解決しいよね?ギンはどうするの?』
『まぁ、様子を見て考えるよ』
と、言ってからギンはどこからともなく消えてしまった。
『やっぱり…逢いたいんだね…切り捨てられた生命体テラか…』
と、ジンは今までギンがいた方を見上げて呟き、白の中へ消えていった。
そこには、白しか存在していない。