アクシデントな恋
盗み聞きをしたばかりに…
「俺と結婚してほしい。」


南條 寿麻(ナンジョウ ジュマ)
西城医療福祉大学
看護科 1年
一応この物語の主人公
は…


たまたま忘れ物を取りに実習室に向かう途中

誰かのプロポーズを聞いてしまった。

盗み聞きをしようとしたわけでは無いけど

なぜか、足が止まってしまって…


「急に何言い出すの?正気!?無理よ!」


「そうか…家の病院の跡継ぎの事があって
俺…婚約させられるんだ!
何もわからない相手より、美里(ミリ)が婚約者になってくれたらと思った。」


「私、留学する夢があるの!
今そんな事言われても…ゴメン」

美里は薬学部3年

美里には中国に漢方学を学ため留学するのが夢だった。
同じ薬でも
漢方は奥が深くとても興味をもっていた。

だから、もっと漢方について知りたくなって中国に留学するつもりでいた。
だから余計に
いくら相手を好きでも、今すぐに結婚というわけにはいかなかった。


美里はそれだけ言うと演習室からでて行った。


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