アクシデントな恋
｢西城家の状態をわかっていると思うが…、
お前は後継者なんだ。
昔の後継者争いにより
龍が既婚者でなければ後をつげない。｣


龍が既婚者でなければ後を継げないのには訳があった。




龍には両親がいない。
７歳の時飛行機事故で亡くなったのだ。
親族達が、後継者について話をしだし
怒った学長西城氏(西城 大蔵)←初めて名前わかったよね(--;)


その時に龍の父親の弟(龍の叔父さん)が色々な事をして西城氏を学長&院長職から退かせようとした。

それを知って、
｢龍が結婚した後に後を継がせる｣
と言い出し、叔父さんは西城家から追い出された。
そんな経緯があるのだ。



｢しかし、お祖父様なぜ今なんですか？
まだ、お祖父様が元気でいらっしゃるのになぜ。｣


｢昔の約束なんだよ…昔私がまだ研修医でお金も無かった時、
私をタダ同然で住まわして頂いたあげく、
ご飯まで毎日食べさせてくれていた夫婦の事は知っているな。｣


｢前に聞いた事があります、かなりお世話になったと…。｣


｢それから何年かして、私が病院を建てた時のパーティーにお世話になった片方を呼んだんだ、
その時その夫婦も招待して、こんな話しがでたんだ…。｣


龍は黙って学長の話を聞いた。



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