アクシデントな恋
文章を書き終えた所で


カフェで休んでいた4人組の女の子の1人の携帯がなった。


その子が

「潤様が第2ホールでジャズピアノ弾いてるってー
見に行かなくちゃ!」


周りにいた子達も

「うっそー早くいこー」


4人はバタバタと慌て出て行った。



その会話を聞いて
美里が

「えー(*^▽^)潤君がピアノを…
龍、私達も見に行かない?潤君がピアノ弾いている所見てみたい。」


龍は…

『潤がピアノを??なら…寿麻は?
一緒のはずでは…まさか…』


龍は何かを感じ
立ち上がると美里を連れてホールに向かった。




ホールに着くと…
人の多さにびっくりしたが
それ以上に
目の前に映る光景に
龍は驚いた。


「なんで…寿麻が一緒に弾いてるんだ…」


驚く龍の隣で、美里が

「2人共うまーい
プロのピアニストみたいじゃない?
ねっ、龍…
寿麻さんピアノうまいんだねー
それに、あの2人お似合いじゃない」


なんて美里が言いながら
空いている席を見つけようとしていると
ホール係の人に

「前に特別席が有りますので、どうぞ
西城様…さすが西城様の婚約者様ですね。」

なんて言われながら
2人は特別席に…


龍は2人の事を見ていると凄く苛立ち
胸が痛んだ。



そんな事とは知らない美里は
演奏を聞き入っていた。


その隣で
龍は何かを考えていた。


龍は美里に少し席を外す事を伝え
席を立ち、どこかに向かった。

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