アクシデントな恋

寿麻は人だかりが気になってそこに向かった。



近くに来た時、なぜか香が寿麻を見つけるなり…

「寿麻…別になんて事ないよ…えっと…あー…見ても仕方ないから…愛にお祝い言いにいこう」


慌てた様子で寿麻の手をとると掲示板から遠ざけようとした。


しかし…そんな慌てる香を不思議に思って寿麻は益々そこにある物が見たくなった。


「たいした事じゃ無くても、見てみたいの!!少しでいいから…その後でも愛に会うのいいでしょ?」


と、香の手を振りほどき又掲示板に向かった。



近くに行くと、周りの人達がなぜが寿麻を何とも言えない目で見る。

そして、何故か前に行けるように避けてくれた。


寿麻は掲示板の前に行き
掲示板を見ると…
龍と美里の写真にその場から離れられなくなった。


そんな寿麻を
後を追ってきた香が後ろから腕を取り反対方向に向かせながら…


「何かの間違いだよ…事故とかさ…寿麻…気にしないで行こ?」


香が引っ張っても寿麻は固まったように動かない。




すると…
誰が寿麻の後ろから肩をだくように抱き締めて来た人が…


それに、香はびっくり!
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