アクシデントな恋
それから一週間
美里が旅立つ日
空港には美里の見送りの為に美里の友達や両親が来ていた。
美里の母親は目に涙をため美里の手を握り
父親は美里の後ろから何も言わずただ見守っていた。
友達は美里にプレゼントなどを渡し、それぞれお別れの言葉を交わしていた。
そして、最後に龍と寿麻の所に来て
「来てくれてありがとう。
龍、これだけ言わせて…この留学は貴方に振られたから行くんじゃないからね。帰って来た時、凄く良い女になってても後悔しないでよ。(^.^)」
「何をバカな事を…
でも、美里…すまなかった。お前を支えられなくて…美里は十分、良い女だ。
俺には勿体ないくらい…」
「今頃…初めて龍に誉められた。
寿麻さん。貴方も思い積めないで…。
今まで意地悪ばかりでゴメンなさいm(__)m
寿麻さんとはもっと違う形で会いたかった。
きっと、とても仲良くなれた気がするわ。
これから、お二人仲良くね。
2人で意地はっていたらダメよ。」
そう言うと
寿麻の耳もとで
「龍は貴方を選んだの。日光に行った日私達何もなかった。安心してね。
龍は寿麻さんの事が好きよ。間違いないわ…(*^-')b」
そう言うと寿麻にウインクをして
又皆に挨拶をして、搭乗口に向かって行った。
後ろを振り返る事なく。