アクシデントな恋
寿麻は
いつもと違う龍に戸惑い
言ってしまった言葉だが
あんなに龍が怒るとは思わず…
リビングのソファーに座り
ぼーっとしていた。

『あんな事されたら…
好きな気持ち押さえられなくなっちゃうよ(>_<)

なのに…なぜ?
潤君じゃないのに(>_<)』

寿麻はなぜあんなに潤が絡むと怒るのか
分からずにいた。



寿麻は龍の部屋のドアを見つめ
どうにも成らない自分の気持ちを押さえきれず
涙が頬を伝った。


ひときり泣くと
何かを決心し
寿麻は龍の部屋をノックしていた。


中から龍が出てくると…
寿麻は龍の胸に飛び込み腰に手をまわすと

「ごめんm(__)m..... 潤君と同じなんてもう言わない
だから..... 」

そこまで言うと龍は寿麻を自分から離した。



龍はビックリ!していた。
今まで、こんな事を寿麻がした事がなかった。

本心は嬉しかったが
龍は勘違いをしていたので
とっさに出た言葉は

「なぜ謝る…そんなに潤が大切か?
俺を心配している訳じゃないだろ…」

その言葉に

「何で!!何でそうなるの?私は..... 私は.....
龍のバカ!私が大切に思っているのは目の前にいるのに!
こんなに苦しいのに!!」

寿麻は真っ直ぐに龍を見つめた。






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