アクシデントな恋
寿麻は龍の部屋を見ながら考えていた。
自分の気持ちとこれからを...
このまま龍への気持ちを押さえ
この状況を過ごせるのか?
契約が終わり
龍の居ない生活が耐えられるのか?
きっと、このまま一緒に居たら
もっともっと龍を好きになって
離れた時に自分はどうなってしまうのか?
寿麻は自分自身が怖くなった。
『もう無理かもしれない…
自分の気持ちをこれ以上押さえつけ
龍と一緒に居るなんて…
潤君の事もあるし…
でも、ここで直ぐに消える訳にいかない
怒らせた事をきちんと謝り
これからの事は龍にゆだねよう。』
寿麻は一代決心をした。
龍がどんな態度をとっても
どんな事を言われても
全て受け止めるかくごで!
婚約パーティーが開かれる前に...
そこまでの覚悟をして
龍の部屋をノックしたのだ。