アクシデントな恋
急にそんな事を言われても行くとは言えない。

『龍の婚約者って言っても偽装だし…
ゲームだし…
何で私が行かないといけないの?
それも…龍くん…行くなんて…。』


「すみませんm(__)m
私、行く理由が有りません。
せっかくのご招待、申し訳ありません。」


寿麻は精一杯頑張って伝えた。


「理由?
ご招待に理由が必要…
私はあなたと仲良くなりたいのよ。
龍とは高校の時から親しいの。
龍の婚約者さんと仲良くなりたいって思っちゃダメかしら。」


キビキビと話す美里はとても迫力があった。


それに対し何も言えずにいると



「すみません。
私がでしゃばる事では無いかもしれませんが、
行きたく無いって言ってるんですよ。

状況わかっていますよね?」



そう割って入ってくれたのは愛だ。


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