アクシデントな恋
美里は泣きながら
布団から起きて
バスタオルをほどき
そのまま龍に抱きついた!


[キャー美里ちゃん裸ですよ…やること大胆…
Σ( ̄◇ ̄*)エェッ]


そんな美里を龍は
優しく体から放そうとした時…
美里は龍にキスをした。





バタッ!!
何かの落ちる音がして
音のする方へ目をやると

寿麻が呆然と立っていた。

寿麻は慌てて
荷物を抱え…


「ごめんなさいm(__)m
美里さんの様子を伺いながら…
荷物を取りに来ただけなんです…

お、お邪魔しました。」


寿麻は言いながら
急いで部屋を出て行った。

「じゅま!…」


龍は呼び止めたが
追いかけようとはしなかった。

今、追いかけても
きっと混乱するだけだと考えた。


その後
美里にバスタオルをかけ


「もういいだろ…気がすんだか?
気がすまないなら
殴ってもかまわない。

美里には感謝してる。

孤独だった俺を今まで支えてくれて

表面だけの俺を見るんじゃなくて
寂しさをわかってくれたのは…
美里だけだった…

でも…ゴメン。」


「諦めない!絶対!」


美里はそう言いながら
布団に頭から潜った。


龍はそんな美里を見た後
窓辺の椅子に腰掛け
何かを考えながら外を眺めていた。
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