アクシデントな恋

寿麻は慌てた様子で
潤がいる部屋に戻って来た。


そして、そのままその場に座り込み…
呆然としていた。



その様子を見て、潤は

「どうしたの?何かあった?…
寿麻ちゃん?
大丈夫?…」


顔を覗き込んだが
何の反応も無い!



心配になり、寿麻の肩をゆらした。


寿麻は我にかえり

「あっ…ゴメンなさい…
わたし……」

そこまで言うと
寿麻の頬に涙が伝った。



潤は何が起きたのかわからず…

「ど…どうしたの?
何で泣いてるの?
何かされた?それとも…
何か言われた?」


どうしていいのか
訳がわからず…
おどおど…


何も答えない寿麻


寿麻も又
さっき見た事が夢ななか
それとも現実か…

あの光景が頭から離れないでいた。

あまりのショックで
自然と涙がでてきた。



潤は優しく寿麻をだきよせて

「落ち着くまで又こうしているから…
僕は側にいるから…」


潤の優しさにふれ
寿麻は少しづつ
さっき見た事を話した。


それを聞いた潤は
ギュッと寿麻を抱き締めて
自分が知っている
龍と美里について話をしだした。
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