お姫様は桃太郎?!
ある所に凡人がいました
1
ふと気が付いたら生温い空間にいた。
口元から顎にかけて一筋、運河とまではいかないが濡れている。
お気づきかもしれないがそう、ヨダレだ。
重力に従って頭を垂れると、そこには横線が規則的に並んだ白い紙があった。
その線の隙間にはプロピレンとか啓毛とか書かれている。
視線を前に移すと、そこには怒った様子のオジサンがいる。
そのバックの黒板にはプロイセンとか啓蒙とか書かれていて、明らかに私のノートのとり間違いを指摘していた。
「やーっと起きたか」
そう、私は宇宙からやってくる侵略者の魔の手から地球を守る地球防衛軍第三番隊副隊長を勤めている。
普段こそはその辺にいる女子高生に扮しているが、その正体はまだ誰にも知られていないのである。
目の前にいるオジサンはシャカイオシエールセンセーと言う敵だ。
と言うのは全て嘘である。
私は何処にでもタムロっている女子高生、JK二年生だ。
それなりに流行には敏感だと思うし、美容には人一倍興味がある。
勉強に関しては中の下ぐらいだし、家の生活も中の下ぐらい。
今彼氏はいないけど、過去に三人いた。
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口元から顎にかけて一筋、運河とまではいかないが濡れている。
お気づきかもしれないがそう、ヨダレだ。
重力に従って頭を垂れると、そこには横線が規則的に並んだ白い紙があった。
その線の隙間にはプロピレンとか啓毛とか書かれている。
視線を前に移すと、そこには怒った様子のオジサンがいる。
そのバックの黒板にはプロイセンとか啓蒙とか書かれていて、明らかに私のノートのとり間違いを指摘していた。
「やーっと起きたか」
そう、私は宇宙からやってくる侵略者の魔の手から地球を守る地球防衛軍第三番隊副隊長を勤めている。
普段こそはその辺にいる女子高生に扮しているが、その正体はまだ誰にも知られていないのである。
目の前にいるオジサンはシャカイオシエールセンセーと言う敵だ。
と言うのは全て嘘である。
私は何処にでもタムロっている女子高生、JK二年生だ。
それなりに流行には敏感だと思うし、美容には人一倍興味がある。
勉強に関しては中の下ぐらいだし、家の生活も中の下ぐらい。
今彼氏はいないけど、過去に三人いた。
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