お姫様は桃太郎?!
雉-キジ-
1
どたばたとした1日を、何とか終えた。
きっとこの日は私の人生における曲がり角だろう。
忘れたくても忘れられない記憶になりそうだ。
そうベッドの中で思っていると、廊下から声が聞こえる。
「ちょ、何するんスか!」
「こっちのセリフだっつの!なんで姉ちゃんの部屋の前を彷徨いてんだ?!」
「え?それは─…」
「目が泳いでる!怪しい!」
「う、五月蝿いっス!お子ちゃま袁次は寝てろ!!」
「はぁ?!」
…寝れません。
こんなんじゃ一睡も出来そうにありません。
この調子だと、二人とも一晩中言い合っていそうだし。
布団から抜け出した私は、怒りに任せて部屋の扉を開けた。
バコンと音がして、扉がつっかえる。
「いっでぇ…」
「邪魔するからバチが当たったっスね!」
「お前は黙れ」
扉に当たった袁次を、指を指してバカにする真白。
そんな真白の脳天に、勢いよくチョップをした。
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きっとこの日は私の人生における曲がり角だろう。
忘れたくても忘れられない記憶になりそうだ。
そうベッドの中で思っていると、廊下から声が聞こえる。
「ちょ、何するんスか!」
「こっちのセリフだっつの!なんで姉ちゃんの部屋の前を彷徨いてんだ?!」
「え?それは─…」
「目が泳いでる!怪しい!」
「う、五月蝿いっス!お子ちゃま袁次は寝てろ!!」
「はぁ?!」
…寝れません。
こんなんじゃ一睡も出来そうにありません。
この調子だと、二人とも一晩中言い合っていそうだし。
布団から抜け出した私は、怒りに任せて部屋の扉を開けた。
バコンと音がして、扉がつっかえる。
「いっでぇ…」
「邪魔するからバチが当たったっスね!」
「お前は黙れ」
扉に当たった袁次を、指を指してバカにする真白。
そんな真白の脳天に、勢いよくチョップをした。
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