お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


「あちぃー……」



ひとりぼっちで屋上に出て、メロンパンの袋を開けた。


強い日差しが頭頂部をじりじりと焦がしていく。


とりあえず、もうすぐ夏休み。


それだけが唯一の救いだ。






放課後。学食のそばを通って中をのぞくと、すでにオニ高生がチラホラ登校していた。


あ、アキもいるじゃん。

今日は早いんだな。


……声、かけてみよっかな。

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