お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


外は刻々と暗くなっていく。


思うようにスムーズに進まない作業に、イライラが募る。



……なんであたし、こんなことしてるんだろう。



そんな考えがふいに頭に浮かんで、ふり払うように首をふった。



負けるな。


負けちゃダメだ。


こんなことで負けちゃダメ――



「……あれ?」



ふと首元に違和感を覚え、大変なことに気付いたあたしは青ざめた。


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