お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
はたと辺りを見回すと、そこは知らない部屋。
ギンガムチェックの布団カバーとか、本棚にびっしり並んだ少女マンガとか。どうやら女の子の部屋っぽいけど。
「ここは……?」
「かぐやの部屋だよ」
痛む頬をさすりながら桃が答えた。
「そうなんだ……」
じゃあ、かぐやちゃんが、倒れてるあたしを見つけて桃に連絡してくれ…
……あぁっ!!
「しまった、文化祭の準備っ!!」
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