お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
「で、でもっ……作業を手伝ってる中にアキはいなかったんでしょ?」
「あぁ、うん。俺らもよくわかんねぇんだけど、アッキー、中庭で何か探してたんだよ」
「……え?」
「なかなか見つかんなくて夜中まで粘ってたみたいだけど」
それって……。
まさか。
ううん、ありえないよ。
絶対ありえない。
あたしは携帯を入れているブレザーのポケットに手をつっこんだ。
そのとき……指先に、何かが触れた。