お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


「……」


「でもま、その必要はもうないんだけどな。アイツら、ヨリ戻ったし」



さっぱりと言って、アキは軽くあたしの方を見た。


月明かりがおぼろげに、彼の顔を浮かびあがらせる。



「だからあとは、自分の気持ちをどう整理するかって問題だけ」



そこまで話したアキは、ふと気づいたように苦笑をこぼした。



「てか俺、しゃべりすぎじゃね?いくら夜中だからって」


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