お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
一緒に来ていた先輩の友達が見当たらない。
「はぐれちゃったのかな……」
「みたいだね。とりあえず、社殿の方に行けば合流できるかも」
そう言って先輩は、参道から外れた林の道を歩き始めた。
「え、あの、先輩」
「こっちから行く方が、近いし空いてるから」
「……」
道はどんどん暗く、静かになっていく。
なんか……
これってちょっと、ヤバくない?
思わずついてきちゃったけど。