お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
「あ、あれはっ…! まさか先輩があんなヤツだとは思わなかったから……」
「見る目なさすぎ。おとなしく家でソバ食ってろってんだ」
容赦なく突っついてくる桃に、あたしはムキになって言い返した。
「別にあたしが誰と年越そうが、あたしの勝手じゃん!」
「は~ぁ、くだらねぇ」
「くだらないって何!? あたしはただ、早く次に進もうと」
「だからって、それがなんであんなクソ男なんだよ!」
「だーかーらー! あんなヤツだと思わなかったんだってば!」
「俺にしときゃいいじゃねぇか!!」