お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


だけどモカたちの方がさらに緊張した様子で、顔をこわばらせていた。



「モカ、あたしから言おうか?」



まりえが尋ねると、モカは首を横に振った。



「いい、自分の口で言うから。
……泉穂」


「何?」


「今さらこんなこと、あたしが言うのはおかしいかもしんない。でも、今は迷ってる場合じゃないから……」



ざわざわ、と胸騒ぎがした。



「……あのね」

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