お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~


あたしはすぐさま桃に電話をかけた。



「桃っ、今思い出した! 先輩が使いそうな場所! たぶん、そこで間違いないと思う……っ!」






――30分後。


あたしは息を切らしながらエレベーターにかけこんだ。


大みそかの日、先輩に連れてこられたマンション。


ほとんど先輩の個人用になっていると言っていたから。


きっと、かぐやちゃんはここに――…

< 572 / 688 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop