お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
白けたような、けれどイラだちのこもった目で先輩たちがあたしを見る。
「何それ、説教? そのうちバチが当たるぞ~って?」
「そんなんじゃない。けど……今の先輩たちは、かわいそうです」
「ははっ、上から目線で言ってくれるね~。
じゃあ何? 俺らの方が劣ってるって言いたいわけ?
お前とか、このオタク女とか、オニ高のバカ共より?」
「……そんな悲しい言葉を使う人、あたしの大切な人の中にはいな――」
「黙れブスが!!」