お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
「泉穂さん」
かぐやちゃんが、エロ沢くんの後ろでガッツポーズをきめた。
「がんばって! わたしの脳内ではバッチリ、泉穂さんヒロインで最高の恋愛ストーリーができてますから!」
「かぐやちゃん……」
「あはっ。コートの下はジャージっていうヒロインも、味があっていいかもね」
あたしの恰好を見てエロ沢くんがそう言ったので、ハッと恥ずかしくなってしまう。
急いで部屋を出たから、着替える余裕もなかったんだ。