お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
「何、パーティーって」
「いやその、つまりね」
眉を寄せるアキに、あたしはしどろもどろ説明を始めた。
事情を聞き終えたアキは、いつも以上の無表情でウーロン茶を飲みながら、言った。
「要するに、お前は友達の代わりに俺のこと誘ったわけだ」
「うん、まあ……」
「ふーん」
中のウーロン茶がなくなったのか、細長い紙パックがベコッとへこむ。
「ヒマ人かよ」
「……」
「俺そろそろ授業始まるし、教室行くわ」