お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~
でも……そうだ。そうなんだ。
自分でもわかってた。
ビクビクしながら付き合わなきゃいけないような関係は、友達とは言えない……。
「ま、そうは言っても、女には女同士の付き合いがあるんだろーけどな」
「その点あんたは、友達なんかいなくても平気っぽいよね」
率直なイメージでそう言うと、アキはフッと小さく笑った。
その表情に何かが隠れているような気がしたけど、単なる気のせいだったかもしれない。