story【短編】
悲しい年
二年になりクラス替え。
私は一組のメンバーが好きだった。
そしてなにより、私は進学クラスへ行くことが決まっていたので、茜とも隼人ともゆうとも一緒のクラスになることがないって分かっていたから憂鬱だった。
今まで茜とは学校での時間は一緒だった。
移動するにも、ごはんを食べるにも、トイレに行くにも。
隼人だって、なんだかんだの腐れ縁で、掃除の班、選択授業、席まで隣だった。
なんだかみんなが離れて行っちゃう気がして嫌だった。
二年の夏。
夏祭りや花火大会に一緒に行くためにあちこちでカップルができる。
茜とゆうは、よく私と隼人に
「お前らなんで付き合わないの?」
「紗奈告れよ!!」
なんて私たちの事をからかった。そのたびに私は
「なんで告るの?別に好きじゃないし!!」
そう返した。
でも実際のところ隼人の事が気になってはいた。この感覚が好きなのかは分からなかったけど。
それに隼人がどう思ってるなんて分からないし。
私は一組のメンバーが好きだった。
そしてなにより、私は進学クラスへ行くことが決まっていたので、茜とも隼人ともゆうとも一緒のクラスになることがないって分かっていたから憂鬱だった。
今まで茜とは学校での時間は一緒だった。
移動するにも、ごはんを食べるにも、トイレに行くにも。
隼人だって、なんだかんだの腐れ縁で、掃除の班、選択授業、席まで隣だった。
なんだかみんなが離れて行っちゃう気がして嫌だった。
二年の夏。
夏祭りや花火大会に一緒に行くためにあちこちでカップルができる。
茜とゆうは、よく私と隼人に
「お前らなんで付き合わないの?」
「紗奈告れよ!!」
なんて私たちの事をからかった。そのたびに私は
「なんで告るの?別に好きじゃないし!!」
そう返した。
でも実際のところ隼人の事が気になってはいた。この感覚が好きなのかは分からなかったけど。
それに隼人がどう思ってるなんて分からないし。