友達と親友と俺
だけど後1人残っていた。
先生『藤原 一輝』
一輝「はい。」
そう、藤原だ。
そして卒業証書授与は終わり、いろいろな人の話の時間になった。
当然聞くわけもなく俺は他のことを考えていた。
自分がここに産まれてきたことに感謝。
身近にいてくれた人たちに感謝。
いろいろなことが今頭の中に蘇ってくる。
入学式での緊張。
初めての中学校での隣の席にいた晃大。
部活なににしようか迷い、結果的にバスケ部になる。
そのバスケ部で一緒だった知宏、健太、慎一。
小学校から一緒の保、古居。
中学1年の頃に急に転入してきた藤原。
中学2年になり自分にも後輩ができ仲良くなった圭。
3年で一緒のクラスになり更に仲良くなった達也。
この出会いが当たり前のように思うけど、実はかなりの偶然だったのかもしれない。
気があって楽しい友達。
俺は友達に恵まれているのかもしれない。
卒業してもみんなでまた一緒に笑おうな。
必ず…。