友達と親友と俺
えり「テニス部だよ。全然テニス部だと思えないくらい下手なんだけどね。」
健太「へ~テニスか~!!俺したことないから今度教えてよ。」
えり「え~、いいんだけど私教えるほど上手くないよ~。」
こんな話をしているうちに、教室に着いてしまった。
本当に自分が情けないよ…。自己嫌悪になりそう。
達也「おぅおかえり。どうだったか??ちゃんと聞いてきたんだろうな??」
席に座った瞬間に達也が興味深そうに俺に詰め寄ってきた。
健太「うぅ…。」
達也…俺は臆病者だ。せっかく応援してもらったんだが、すまんな。
達也「お、おい!!どうしたんだよ急に。…もしかして聞けなかったのか??」
俺は静かに頷いた。
達也「そっか…。まぁ、あんまり落ち込むなよ。またチャンスくるはずだから、な??」