友達と親友と俺

そう言って男は、自分の乗ってきた原付バイクにまたがり、学校指定のヘルメットを被った。

俺は、ヘルメットのことには何もふれずにバイクの後ろに乗り出発した。


そして、学校には2分で着いた。
だって俺の家は学校から徒歩10分という近さだからね。

ついでにバイクは、学校の側の駐車場に止めておくのが習慣である。


健太「学校余裕で着いたな。でも慎一来るの遅いから、ちょい焦ったし!」

慎一「ははは。ごめんね。じゃあ俺ここだから、じゃっ。」

そう笑いながら慎一は、いつものように自分のクラスの教室へと入っていった。


ここで慎一の紹介だ。
慎一の本名は【橋本 慎一】。3年1組で成績は常に最下位。髪は普通の長さで、良い感じに癖毛があってイケメンだ。

俺は、どちらかというとイケメン部類とは違うだろう。

そして、慎一は中央5大イケメンという勝手に女子たちが作ったグループの1人らしい。


男の俺から見てもカッコいいと思う。


ついでに中央5大イケメンの中央というのは、俺たちが通う学校が中央中学校という名称で略して中央と呼ばれているからであろう。


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