友達と親友と俺
俺の家は、すぐ近くだったためあっという間に着いた。
圭「じゃっ、気をつけて帰れよ。」
ゆか「うん。チョコちゃんと食べてね。」
そう言って、ゆかは歩いて帰っていった。途中手を振ってきたから俺も素直に手を振り返して、家に入った。
圭「初めての…チョコ…。」
その言葉に深い意味はなかったが呟き、自分の部屋に入った。
もう、8時半か…!
そろそろご飯の時間だな。
だが、今はご飯よりチョコの方が食べたい。
俺は、包装紙を丁寧に剥がしていくとオシャレな箱が出てきた。
箱を開けると、うまそうなチョコがいくつか入っていた。
俺は直感で分かった、手作りだってことが。
一粒チョコを口の中に慎重に入れていく。
…んっ!!うまい!!甘くてうまい!!
そっか、あいつ俺が甘党だってこと知ってたのか。
俺は携帯を取り出し、ゆかにメールを送った。
「チョコうまかったよ。」